こんにちは!ひろ@マレーシア駐夫です。
大人になると、時間やお金がいくらあっても足りません。
私も一日が36時間くらい欲しいと毎日思ってますし、道端に落ちてる宝くじで3億円当たらないかなーなんて思ったりしています(笑)
特にお子さんがいらっしゃる家庭などは尚更ではないでしょうか。
日々の生活に忙殺され、中々新しいことを始めたり、考えられない方もいらっしゃると思います。
そこで日常のちょっとした習慣を見直すことでお金や時間を生み出していくことができればいかがでしょうか。
ちょっとした差が大きな結果となって現れることを表した言葉で「ウイニングエッジ」と言う言葉があります。
例えば、競馬のレースで1位と2位になった馬の差は大体鼻先程度の差しかありませんが、獲得賞金や栄誉などには大きな差が生まれてきます。
人間も同様で、毎日の”少し”を有効的に使える人ほど、徐々に大きな結果となって現れます。
そのウイニングエッジへの判断基準は「習慣の一回あたりの時間・コストを月間or年間ベースに換算する」ことです。私はこの考えを「スケール思考」と呼んでいます。
節約メソッド:お金(コスト)編
私はスケール思考を実践してから、数年の間で家計を劇的に改善させることができました。
ここからビジネスの考えを利用していきます。
簡単な企業会計の話ですが、コストは大きく固定費と変動費に分かれます。
まず財務状況の改善は固定費の改善から始めます。
固定費は何もしなくても定期的にかかり続けるコストのため、意識で減らすということができないためです。
私の改善プランは以下通りです。
一ヶ月の収入から、確実に貯金したい金額を別口座に自動振込設定、そこから確実にかかる固定費を引いて残った額が、あなたが一ヶ月に使用できる可処分所得ということになります。
ここから日々の食費や交際費を捻出するようにプランニングをしていきましょう。最初のうちは家計簿アプリなどで自身の支出をモニタリングしてみてもよいでしょう。
さて、上記で支出事項をリストアップして頂いたかと思いますが、ここで各々のインパクトを見ていきます。以下に例をあげますが、ここでスケール思考を使います。
固定費
ひろ
通信費
キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)の回線を使っている方は、1ヶ月いくら払っているか明細を見たことがありますか?恐らくプランによっては1万円近く払っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここは単月コストではなく、年ベースでのコストを考えましょう。なんと1年では10万円近く通信費に払っていることになりますね。
こういった方は、格安SIMへの移行を検討しましょう。
私は楽天モバイルを使用しておりますが、キャンペーンで何ヶ月か無料というのはあったのですが、変えてからは通信費を1円も払っていません。
3-5GB使っても2,000円少々ですみますが、私は全てポイント払いしているので、通信費がポイントで賄えてしまうのです。
年単位で換算すると、キャリアを使っている方と私では恐らく10万円に近い差ができています。
電気代
電力の小売自由化となったことにより、現在は色々な電力会社と契約出来ることをご存知でしょうか?
エネチェンジというサイトは、色々な条件で電力会社の比較ができます。
使用条件にもよりますが、こちらもご家庭で1年で2-3万円の節約になる可能性があります。
参考 電気・ガスの切り替えならエネチェンジエネチェンジ変動費
ひろ
銀行手数料
私は社会人になってから銀行手数料を払った記憶がありません。文字通りのゼロです。
これは自分のメインバンクをネットバンクに切り替えたためです。
私が使用しているのは住信SBIネット銀行です。
ネット銀行であれば、コンビニATMの引き出しや振込も常識の範囲内での使用では無料です。
※ランクによって無料の回数が違うため、詳細は各ネットバンクのウェブサイトで確認してください。
大手金融機関の手数料は大体一回216円程度ですが、これを月数回、年単位で換算すると年間数千円となります。
このご時世、銀行に預けていても殆どお金が増えないのに、一回でも手数料を取られてしまえば、実質的に資産はマイナスしていることになります。是非ネットバンクへの移行をオススメします。
キャッシュレス払い
今年から消費税がまた上がると言われていますが、キャッシュレス払いでポイント還元がなされると言われています。
今もキャッシュレス払いは一回あたり2%程度還元されているようなものです。
これもキャッシュレス価格を基準価格と考えれば、現金払い=実質的に変動費が発生していることになります。
使える場所ではキャッシュレス払いに切り替えてみましょう。
このあたりは、以前記事にまとめましたのでご参考にどうぞ。
キャッシュレス社会に備える!キャッシュレス払いのトレンド2019【保存版】節約メソッド:時間(タイムマネジメント)編
次は時間を生み出すスケール思考です。
絶対時間の創出
現在は働き方改革などと言われていますが、残業が常態化している環境で働いている場合、それ自体が自分にとって他では絶対にできない価値のある仕事の場合などは除きますが、ほんのちょっとの残業代を稼ぐためだけに効率的ではないルーティンワークを重ねているのだとすれば、それは人生を無駄遣いしていることになります。
そこで体力や精神力を消耗して月数万円程度の残業代を稼ぐよりも、早く帰宅して家族との時間を大切にするなり、毎日1時間でも勉強の時間を作り、自身の価値を上げて転職を勘案するほうが余程生産的です。
1日1時間でもそれが1年続けば、続けた貴方と他の人とでは明らかに認識できるほどの差が生まれるはずです。
そうは言っても中々転職などのドラスティックなアクションに移行できる方ばかりではないと思いますので、先ずは自分で職場を変えていくことで時間の創出を目指しても良いでしょう。
▼私が実際に職場で行った事例を紹介します▼
労働時間に関しての理論で、パーキンソンの法則という言葉をご存知でしょうか?
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
残業が多い職場は、もれなく職場の人間にパーキンソンの法則が働いています。
この仕事はいついつまでで良いや〜と思っていると、本当にその通りになるように意識が働くのです。
仕事が早い人というのは、プライオリティの管理が上手い人です。これは重要(ランクA)でこの日の何時までに完了させる、この仕事は今週末まで(ランクB)だから、今日時間を割く必要はない→この日までにマネージャーのレビューをもらえば、〆切の前日には出せそうだな、など。
こういった管理ができる人は、その日にやらなければならない仕事が明確なので、不必要な仕事をしません。
その結果早く帰ることができます。
現在の日本の職場で一番生産性が高いのは「働くお母さん」だと思っています。
なぜなら、お子さんを迎えに行く時間などが決まっているため、上記のパーキンソンの法則が働かないためです。
もちろん、これからは男性側が育児にコミットすることは当たり前の世の中となると思っていますので「働くお父さん」も生産性高く働きましょう!
育児に限らずとも、この日は社外の友達と約束をしている、ステップアップのために数ヶ月後の資格の試験に合格するため早く帰宅する、などの自分なりの帰宅インセンティブを作ることでパーキンソンの法則を破りましょう!
無意味時間の削減(自由時間の獲得)
こちらは「日常の不必要なルーティン」は、合理化してしまいましょうということです。
以下の記事がすごく参考になる内容で、「幸せになるために」はお金を払ってでも自分がストレスを感じる作業は取り除くべきだと思います。
例をあげますと、男性は毎日している方も多いであろう髭剃り。
朝の忙しい時間帯の中、ローションやクリームをつけたりして毎朝10分程度髭剃りをしたとします。
単純計算で私達は年間約2.5日髭剃りに時間を割いていることになります。これが10年続くと約1ヶ月です。
え、メッチャ不毛じゃないですか?毛だけに。
私は元々肌が白い+肌が弱いという性質もあり、髭の永久脱毛をしました。
最初は気恥ずかしい気持ちもあったのですが、今では逆になんでもっと早くやらなかったんだろう?と思っています。毎朝の髭剃りの煩わしさから解放され快適な毎日を送っています。
他にも思いつくところで言うと、以下の例も生活の質改善に大きく繋がるのではと考えています。
Suica等のICカードチャージ
最近は一切券売機に並ばなくなりました。
券売機に並んでいる時間やICカード内の残金がなく改札で引っかかる時間も勿体ないと思いませんか?
これはiPhoneやAndroidのモバイルSuicaを利用すれば解決します。
チャージは登録してあるクレジットカードで行うことができますので、券売機に並ぶ必要がなくなります。
更にここにVIEWカード(JR東日本発行のクレジットカード)を組み合わせるとモバイルSuicaがオートチャージ仕様となり、完全にストレスフリーで公共交通機関を利用することができます。
時短家電の導入
時短家電には積極的に投資すべきだと思います。
食洗機、ルンバ、AI調理器など。車のように高額な買い物ならまだしも、これらはたかだか数万円程度の買い物です。
これもスケール思考で考えると、おそらく時短家電導入家庭は年間数日分程度は非導入家庭より時間を生み出すことができています。
初期投資を少しするだけで、その後毎日の便利の積み重ねが雪だるま式に生活の質を改善します。
私は文明の利器によって解決できるものをわざわざ人間が時間をかけて行う必要はないと考えています。
ここで浮いた時間を家族団らんの時間に充てることができますよね。
家事代行サービスの利用(アウトソーシング)
忙しい共働き世帯は、家事代行サービスを使ってみるのも一つの方法ではないでしょうか?
これは家の掃除をしてくれたり、おかずを一週間分作って冷凍庫に入れてくれたりなど、忙しいのに家事もしなくてはならない…という世帯にとっては非常に嬉しいサービスですね。
私たちは家事をすることが目的ではなく、家事をすることによって得られる料理(食事)、清潔さ(掃除)などのアウトプットを求めているはずです。
必要な時は素直にこういったサービスに頼ることは何ら悪いことではありません。
私もまだ使用したことはないのですが、日本帰国時には検討したく思い情報収集中です。
▼この記事が比較サイトとしてわかりやすいです▼
参考 家事代行サービス13社を実際に利用して比較してみたKajifull内容を見ていると一見高いと思われるかもしれませんが、例えば1時間2,500円程度でサービスを利用できるとすれば、私の基準としては、2人の時給の合計がサービスの価格より高ければ使用することは合理的な判断であると思います。
こうなると家事に余計な労力を使うよりも仕事に集中したほうが生産的だからです。
私は同様の理由で、ワイシャツのアイロンがけもクリーニングに出すようにしています。1週間分のシャツを素人が丁寧にアイロンがけして小一時間経ってしまうより、クリーニング費が私の時給より低いので経済的な合理性があると思っています。
忙しい毎日を生産的にするスケール思考で、少しずつ時間を生み出し、周囲の人に差をつけましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!