こんにちは!ひろ@マレーシア駐夫です。
私達夫婦は良く変わっているとか、普通の人とは違う(私がマレーシアついてきちゃってますし)などと言われてきましたが、むしろ「普通」ってなんじゃい!ということで、こんな選択肢があってもいいのではないか?という道を常に探していきたいなと思っています。
本ブログのテーマの1つでもある「日本のパートナーシップのアップデート」に関して、具体的に私がどうしてきたか?という経験の1つを紹介したいと思います。
夫婦になるということ。それは運命共同体として家計を共にしていくということ。勿論相手が好きであるということが何より大事ですが、同時にパートナーの幸せと自分自身の幸せのバランスをどう最大化できるか?というミッションがあると思っています。
そんな理想を実現するために、私が行なったのが「プレゼンテーション・プロポーズ(以下PP)」です。
経緯
なぜ、こんなことをすることになったのか。これは何を隠そう妻の要望です。
婚約前から、漠然と将来のことについて話し合ってはいました。ある日妻がおもむろに、
ひろ妻
ひろ
ひろ妻
この時のひろの感想は、皆さんと同じです。え、この人何言っちゃってんの…?マジ?
ひろ
ひろ妻
そして見つめ合う2人。
彼女はマジでした。彼女の目が、それを冗談とは訴えていませんでした。
でも、私も普通のプロポーズはしたくない!と思っていたので、やってやろうじゃねぇか!と二つ返事。
ここからひろのプロポーズまでの試練が始まったのです。
PPの内容
彼女から与えられたテーマはこちら。
「どういったキャリア的・経済的背景から私を幸せにしてくれるのか」
今まで仕事で作ってきたどのプレゼンより難題でした。なにせググっても、プロポーズでプレゼンしたなんていう事例が出てきません。これぞまさに0→1の経験!
プライバシーがありますので、すべては公開できませんが、表紙はこんな感じです。
そこで私は以下のように構成を組み立てました。
- 現在の私と彼女の状況の整理(当時遠距離恋愛中)
- ひろの現在の資産状況とポートフォリオ→賃金の上昇と資産運用での5年~10年後の期待資産のシミュレーション
- 30歳、35歳、40歳時点での自分のキャリアマイルストン
- (上記①-③の背景から)あなたを幸せにできます。結婚してください。
とりあえず、先方(妻)からのレビューは入らず、無事にOKを頂きました。
PPの利点
このプレゼン作成のために、何回かマン喫に引きこもり、土日でプレゼン作りに没頭したのは言うまでもありませんが、結果的に自分にとっても非常にメリットが大きかったように思います。
それは、改めて自分の足元を見直して「自己分析とこれからの人生のマイルストンを定義できたこと」です。就職活動の時に、自己分析ってやるじゃないですか。あれを本気でやり直した感じです。
社会人になると、やはり毎日忙しく、充実した日々を送ってはいましたが、いたずらに時だけが過ぎ去っていきました。仕事に忙殺されて、自分はどういった人間でありたいのか?という最も大事な視点を失っていたような気がします。忙しい自分に酔っていたのかも。
結婚するということ。それはパートナーと運命共同体として生きていくということです。当然そこには責任が生まれ、独りよがりな生活では成り立ちません。
夫婦が充実した人生を歩むためには、相互の自己実現を通して、どうパートナーを幸せにできるのか?という視座が重要ではないかと改めて考えました。
この時、私は本気で自分が今後どういうキャリアを歩みたいかを考えました。これまでの社会人生活を振り返り、自分はどんな適性があるのか?何をしている時がイキイキとしているか?それを活かすことができる今後の方向性は?など。
この経験のおかげで、自分の中での人生の中期のロードマップ(ベータ版)が出来上がりました。
勿論これは今後の2人の状況等によってアップデートされていくものですが、実際にこれに沿って駐夫になる時も迷いのない決断ができたと思いますし、現在も一心不乱に自分の将来へ迷いのない一歩を歩めていると感じています。
プロポーズの舞台(おまけ)
余談ですが、私のPPの舞台はこちらです。
ちょうどシンガポールに旅行に行こう!と約束していたので、ここにしました。
マリーナベイサンズの有名なプールは皆さんご存知だと思いますが、その隣のCELAVIというレストラン(57F)です。
世界広しと言えども、マリーナベイサンズの屋上の絶景のテラス席でプレゼンしてプロポーズしたのは私くらいでしょう(笑)
プロポーズの3ヶ月ほど前から、メールで予約を入れておきました。
Thank you for choosing us as your forthcoming destinationだって。こういうの好き。
思えば、この時に東南アジアに舞い戻ってくるフラグは立っていたのかもしれません。
これ以上ないくらい場所の力を最大限に借りました。これで振られたら、テラス席から紐なしバンジーしてたかもしれません。
もう筆舌に尽くし難いほど美しい夜でしたので、プロポーズ場所に悩まれている貴方!是非オススメします。
PPに限らず、人生の岐路に立った時、自分を見つめ直すことは非常に重要です。準備等は非常に大変ですが、PPは1つの「人生の分水嶺」に成り得ると思います。お試しあれ!
最後まで読んで頂きありがとうございました!