拝啓 就活生様 ~新卒から海外営業なんてやめたほうが良いよ(急)~

こんにちは!ひろ@マレーシア駐夫です。

新卒から海外営業なんてやめたほうが良いよ。シリーズも今回が最終回となります。

今回は、海外営業を目指す上でのキャリア設計を考察して、本テーマを締めくくりたいと思います。

▼前回までの記事はこちらから▼

拝啓 就活生様 ~新卒から海外営業なんてやめたほうが良いよ(破)~ 拝啓 就活生様 ~新卒から海外営業なんてやめたほうが良いよ(序)~

駐夫的グローバル人材の条件

ここまで様々論じてまいりましたが、6年海外ビジネスを経験してきた筆者が考えるグローバル人材とは、英語ができる人材などでは決してありません。何よりも大事なのは、

“相手の人となりや文化をリスペクトでき、そして自身や自国をも伝えられる人材でなければならない”

と、私は海外のキャリアで学んできました。

先日ノーベル医学生理学賞を受賞された、京都大学の本庶佑先生をご存知でしょうか?ノーベル賞の授賞式の映像などを拝見し、私は本庶先生こそが本当のグローバル人材だと思いました。

“日本人が世界に革命的なインパクトを与え、それを流暢な英語で発信し、和服や謙虚な姿勢で日本人としてのアイデンティティをも世界に示すことができる”

日本人として、このような格好良い姿を目指したいと非常に感銘を受けたのが記憶に新しいです。

海外営業をやっていく上で、日本の文化を交えて相手とコミュニケーションが取れることは非常に重要です。海外というフィールドでは、画一的なバックグラウンドなどなく、違うことが当たり前です。その中で日本人の貴方と仕事をするのですから、みんな、貴方が歩んできたストーリーを知りたいのです。

海外を知る以前に日本のことを知らなければ、本当の意味でのグローバル人材になれることは決してないと思っています。

キャリア設計について

海外に行きたい!海外で活躍したい!痛いほど気持ちは分かります。しかし、貴方の目的は海外へ行くことでしょうか?それで満足でしょうか?

私が、当時の自分や海外営業志望の皆様に今一度アドバイスしたいのは、“今一度自分が目指す場所をしっかりと見直すべきである”ということ。

海外営業はものすごくタフな仕事です。外国語を使って仕事をする、時差の中対応する、商習慣の違いによるストレスなど、綺麗事ばかりではありません。

英語ができる、海外が好きくらいの思考では、入社できたとしても確実に頭打ちになります。自身はその企業を通じて、海外営業を通じて、何をしたいのか?それを実現するためのフィールドとして海外を位置づけられているか?こういったロジックがなければ、例え留学経験者でも、TOEIC900でも海外ビジネスで活躍できる人材にはなれないと思います。

補足しますが、海外営業はなくてはならないポジションです。社内で誰かが海外市場をマネージしなければならず、それによって海外売上の成否が分かれます。しかし、あくまで「海外ビジネス」は、自社のポートフォリオを形作る一手段でしかありません。

上述したようなビジネスのフローを体系的に理解するのは一朝一夕ではできません。海外市場で同時並行ですべてができる能力があれば、それに越したことはありませんが、情報が整理しやすい国内において、効率良くビジネスの基礎をまずは叩き込むという選択肢もあっていいはずです。

まとめ

先ずはビジネスの基礎をしっかりと固める。これが何よりも大事です。

いくら良い種を持っていても、土壌作りを怠れば良い花は咲きません。その上で自社内に海外部隊へのキャリアパスがあれば良いですし、自社内にないとしても、綿密に築き上げた武器があれば、転職という形でいくらでもチャンスはあります。

私の稚拙な考えをすべての人に押し付けようとは思いません。ただ、今一度自分がなりたい人材像を深く掘り下げて考えることも大事だと思います。

本当にいつか理想とする輝いた自分になるために、逆算的に先ず積まなければならない経験はないでしょうか?入社して何もない状態ですぐに海外に行くより、30歳になった時に誇りを持てる軌跡を歩んできたと自信を持って言えることの方が私は魅力的だと思います。

急がば回れ

この言葉で本稿を締めくくりたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

敬具